ケア情報学研究所
Institute for Care Informatics

所長

設置期間

令和元年12月1日~令和4年11月30日
令和4年12月1日~令和7年11月30日(期間更新)

研究テーマ

・多様な人々が心身の健康を享受できる学びと社会の環境デザインのためのケアリングエビデンスの創出と活用(令和4年12月1日~令和7年11月30日)

・高齢者介護を中心とするケアエビデンスの創出と利用に基づく自立共生支援AIの技術開発と社会実装(令和元年12月1日~令和4年11月30日)

研究概要

【令和4年12月1日~令和7年11月30日】
これまで3年間の活動で構築した産学官連携のケア情報学研究基盤を基軸に、認知症高齢者に限らず、発達障害、生活困窮者など多様な人々をケアする仕組みを開発します。
本研究所が母体となり2020年に加賀市と締結した「AI/IoTを活用した健康長寿のまちづくり」連携協定の枠組みで、自治体をフィールドとしたwell-being DXの研究開発と社会実装を加速します。一人ひとりが心身の健康を実感し、お互いの健康に関心を持ってケアし合える、学び環境の構築と社会づくりを目指します。
学びの質を高めるメタバーステクノロジをコアコンピタンスに、オンライン協調学習環境デザイン、ケア知のXR学習プラットフォーム構築、マルチモーダル心身環境センシングに基づく健康増進プログラム開発を推進し、浜松をはじめ複数地域に展開します。

【令和元年12月1日~令和4年11月30日】
少子高齢化とデジタル革命が加速する状況下で、従来は、医療、看護、介護、療育の分野や、材料、デバイス、機器システム、住宅など「専門」に分かれて行われてきた研究開発や事業開発を、「ケア情報学」のコンセプトで有機的に統合し、多様な「個性」をもつ人々の多様な価値観に応え、心身の健康と生活の質を高めるための産官学連携の拠点として、2019年12月に浜松キャンパスに本研究所を設立しました。
2018年11月に内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に採択された産学連携プロジェクト「“認知症の本人と家族の視点を重視する”マルチモーダルなヒューマン・インタラクション技術による自立共生支援AI の研究開発と社会実装」が母体となっており、静大発ソーシャルベンチャーのみんなの認知症情報学会と連携し、石川県加賀市をはじめ、全国各地の医療介護施設、機器サービス等の企業と協業するオープンイノベーション体制で研究開発を進めていきます。
高齢者の心身健康データを多面的に収集し、ビッグデータの機械学習が主流のAI技術だけでなく、さまざまなAI/IoT技術を組み合わせ、複数の観点からデータに意味付けする「マルチモーダルAI」技術をコアに、みんなが健康で豊かに生活できるまちづくりに貢献する技術開発を進めます。

★活動実績報告書

・令和3年12月1日~令和4年9月30日(三年目⓵)
・令和3年12月1日~令和4年9月30日(三年目⓶)
・令和2年12月1日~令和3年11月30日(二年目)
・令和元年12月1日~令和2年11月30日(一年目)