人口動態と就労環境研究所
The institute of demographic movements and working environments

所長

設置期間

令和3年10月1日~令和6年9月30日
令和6年10月1日~令和9年9月30日(期間更新)

研究テーマ

「静岡地域における若年層の雇用・就労環境が人口動態に与える影響の包括的分析と提言」

研究概要

地域社会の持続可能性は住民人口の増減に大きく左右される。静岡地域においては近年、とくに若年層における人口流出数が増加し、これを抑制しさらには定着・流入を図る対策への関心は非常に高い。
本研究所は、若年層をとりまく雇用・就労状況とその環境に注目し、どのような要因が地域内での就職、そして職場への定着をもたらすのか(人口の社会増減の局面)、また、それが、さらに出生率にもどのように関わるのか(人口の自然増減)、諸要因の連関関係を多角的に分析する。
そして法制度面での検討も踏まえつつ、現実的な提言を行うことを最終的な目標とするものである。
この研究テーマはきわめて広範な社会的・制度的条件を視野に収める必要があり、具体的には進学、就職、離職・転職、就労訓練、結婚、親なり等、そして、その間に生じる地域移動に関わる計量的・質的分析を必要する。同時に、その過程を規定する労働法制、社会保障・福祉制度の観点からの検討も欠かせない。経済学・法学・社会学による学際的研究が有効である。

活動記録

・『若者を魅了する地域とは?』シンポジウム開催!(2023.3.29)

・『「地方」の存続と「若者」問題 : 適切な論じ方をめぐって』
所長:荻野達史(静岡大学人文社会科学部)
人文論集/Studies in humanities,73(1),39-74 (2022-07-29)

・第1回人口動態と就労環境研究所講演会開催!2022.3.21

★活動実績報告

・令和4年10月1日~令和5年9月30日(二年目)
・令和3年10月1日~令和4年9月30日(一年目)