2022/01/05
「中世ビール 県産原料で 必須の植物 栽培へ」と題して、令和4年1月4日、静岡新聞(夕刊)3面に掲載されました。
2021年12月11日(土)にふじのくに地球環境史ミュージアムにて、同ミュージアム学芸員岸本先生、北海道立総合研究機構林業試験場の脇田先生、FARMENT、FUJIYAMA HUNTER‘S BEER代表の深澤さんと研究所メンバーの人文社会科学部鈴木教授、サステナビリティセンターの板倉教授、所長の大原教授、大原ゼミの学部生青木桜子さんとで、ヤチヤナギの雌の静岡への譲渡と栽培方法について話し合われた内容が掲載されている。
詳しい内容は「あなたの静岡新聞」より
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1007759.html
発酵とサステナブルな地域社会研究所 大原志麻所長より
「ヤチヤナギは中世ヨーロッパで長い間、ホップ以前のビールの主原料として用いられてきましたが、植物間競争に弱く僻地に追いやられ、忘れられ、絶滅危惧種となりました。改めて見直すとヤチヤナギは野生酵母と相性がよく、リラックス効果、抗酸化作用があり、美容にもよいです。分布がスコットランドやスカンディナビア、日本では北海道に限られるヤチヤナギが、お茶の栽培地が生育環境として適切で意外にもこれまで存在しなかった静岡でよく育つ可能性が大きいことわかり嬉しいです。ホップが育成しにくい静岡で、改めてヤチヤナギをビールの原料として復活させ活用させたいです。」
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静岡大学HP掲載