キノコ科学研究所
Research Institute for Mushroom Sciences

所長

設置期間

令和4年4月1日~令和7年3月31日

研究テーマ

世界的研究拠点を目指したキノコに関する包括的研究の実施

研究概要

 キノコとは、担子菌・子嚢菌類が形成する大型の子実体を指し、一部のキノコは食品として流通している重要な農産物であるが、食品用途以外にも様々な重要な機能を有しおり、本プロジェクト研究所では以下に示すキノコ研究を、各研究員が連携し包括的に推進する。

1. キノコの有する、新たな薬理成分や毒性成分など様々な生理活性成分の探索、その生合成経路の解明、薬品や農薬等への応用展開
2. 菌糸がもつ様々な有益な機能(木材分解、環境汚染物質分解、発酵など)のバイオリファイナリーやバイオレメディエーションへの応用を目指した研究
3.森林などの生態系で分解者として重要なニッチを占めるキノコ類の、植物や細菌との生物間相互作用の解析
4. 本研究所で使用するキノコ及び優れた特性を持つキノコ類のゲノム情報基盤の整備

 キノコとその仲間にまつわる現象、機能は非常に多彩であり無限の広がりと可能性を持つ。静岡大学には、各分野のキノコ研究で世界的に顕著な研究業績を上げてきた研究者が所属している。しかし、近年では科学的な課題・問題が複雑化しており、学際的な視点からの解決が求められている。そこで、「キノコ科学研究所」を発足させ異分野連携を強化することにより、それぞれの研究課題に対し新たな学際的視点からの研究展開を推進し、研究レベルを一段回押し上げる事を目標とする。さらに、学内分担者に加え異なる専門性をもつ客員研究員及び協力研究員が参画することで、キノコの生理機能から応用利用までの総合的な知の集約を図り、キノコ研究における世界的拠点を目指す。