対話・コミュニティ共創デザイン研究所
Co-creative design Institute of dialogue and community

所長

竹之内 裕文(静岡大学/未来社会デザイン機構・農学部/教授)

設置期間

令和2年10月1日~令和5年9月30日

研究テーマ

死生を支え合う対話とコミュニティの共創デザイン

研究概要

人口の減少と高齢化に、大都市(とりわけ首都圏)への人口集中が加わって、日本社会では地域コミュニティの空洞化や解体が進んでいる。にもかかわらず、これに替わる新しいコミュニティのかたちは見定められていない。

本研究には、多様な学術・社会実践の背景を有するメンバーが参画し、「死生を支え合う」という観点から、地域住民との対話を通して、ポスト成長期の社会を支えるコミュニティをデザインする。

超高齢・多死社会において、高齢者はどこで、だれと日常生活を営み、どのように老いと病を支え合い、死を迎えるのか。どのようなサポートを得て、だれが介護や看取りを引き受けるのか。これらの問いに包括的な回答を提示するためには、「死生を支え合うコミュニティ」のビジョンが欠かせない。

さらにビジョンを描き、共有し、実現するためには、「対話」が欠かせない。職種・専門性の壁を超えて、各人の死生を支えるコミュニティの役割を見据えつつ、専門家と市民が多様な視点や知見を携えて対話することが求められる。

これからの社会は、集中豪雨やゲリラ豪雨、竜巻など増加傾向にある自然災害、地震災害、新型コロナウィルス感染症などの新たなリスクに対して、コミュニティとして備え、対応しなければならない。それら互助・共助のあり様は、「死生を支え合うコミュニティ」のビジョンによって導かれ、相互に関連づけられるだろう。

以上の展望のもと、本研究所は研究課題「死生を支え合う対話とコミュニティの共創デザイン」を遂行する。人口の高齢化はグローバルな傾向であり、日本は世界に先駆けて、この課題に直面している。本研究の課題が達成されるならば、それを礎石にグローバルに共有可能な対話・コミュニティのモデルが構築されるだろう。